エントリーモデルのロードバイクで100km以上200km前後走るようになり物足りなくなって施したカスタマイズまとめ

どうもこんにちわ!全然ブログ書いてないけど自転車に乗ってないわけではない僕です。どうも。

 

秩父をぐるっと回ってきたり、日本海を見てきたりとか、色々走ってはいるのですが、そっちの話は今度適当に書きます。久しぶりですが改造のお話です。装備については別記事で書こうと思ってます。

 

エントリーモデルのロードで100キロ以上よく走るようになってからの改造について

 

僕が現在乗ってる自転車が↓こちらになります。僕にしかわからないと思いますが、いろいろ変わりましたねぇ。

 f:id:sub_low:20160815162820j:image

パナソニックのクロモリ、いわゆるパナモリですが、年によって型番が変わります。内容は対してかわってないです。現行モデルは↓です。

ORC39/FRC39|ロード/クロモリ|POS|自転車|Panasonic

で、この完成車で16万円程度の自転車(僕が買った時は13万くらいだった気がするけど)をどうするか。自転車の趣味がこんなに続くとは思ってなかったし、こんなにもっと上の自転車を乗りたくなるとも思ってなかったので、正直困りました。

100km走るようになると色々欲しくなるよねー。もっと楽に走りたいとか、もっと速く走りたいとか。単純に平均時速が20km/hから25km/hになれば、100km走るのだって1時間短縮できるわけですしね。

 

以下改造した順に時系列に書いていきます。

 

スプロケを交換し、34T x 32Tを手に入れる

購入したのはこちらですかね(自転車屋さんにお願いしたのでうろ覚え)



シマノ SHIMANO CS-HG51 カセットスプロケット 8スピード

 

予算:3,000〜5,000円前後(自転車屋さんにお願いしたので工賃含む)

平坦100kmに飽きて軽く山登りとか始めてみたのですが、ギアがすぐに売り切れて足をつくことがしばしば。斜度10%を超える坂がある峠は、何をどうしたって踏めない。

なのでスプロケが11-28Tだったものを11-32Tに変えてみました。ギア比が変われば踏めるだろっていう安易な発想です。
※注:僕が乗ってる自転車のパナモリの現行モデルでは最初から11-32Tのようです。

このスプロケ交換により、34T x 32Tという貧脚ならではのギア比を手に入れることができました。1.5km高低差100mくらいの登りではものすごい効果を発揮し、登攀でも割りとケイデンスが80を超えます(そりゃそうだ)。越生の巨木への登攀などはいい例ですね。簡単に登れるようになりました。

しかし、山伏峠のような4km高低差300m程度の峠ではどうしてもキツイ勾配区間で足をつく場面がどうしても出ました。僕はもともとハイキングや登山が好きで、自転車でもヒルクライムがしたいのです。

スプロケ交換で限界を感じたので次のステップを考えます。

僕としては、完成車重量が10kgもある安モンの自転車の限界だ!!!と思うわけで、金にモノを言わせて峠を走れる男に変身したい願望がメキメキと出てきたわけです。しかしいきつけの自転車屋さんで相談したら以下のお返事。
 
- パナソニックは本気でクロモリを作ってる数少ないメーカーだからフレームを変えるのは勿体無い
- 走りに影響が大きいのはホイール
- コンポーネントはその次かな

ということで次の改造です。

 

ホイールをULTEGRAにし、リムが軽くなることで漕ぎ出しの重さを改善

購入したのはこれらです


シマノ(シマノ) WH-6800 前後セットEWH6800FRCA サイクルホイール

 

 


パナレーサー タイヤ ツアラープラス [700X26C]
※注: 26Cのリンクです

 

 


シュワルベ(シュワルベ) チューブ 15 SV 仏式バルブ サイクルチューブタイヤ

 

 


BIKE HAND(バイクハンド) YC-501A/YC-126-2A SET シマノ(ロックリング)スプロケット 取り付け/取り外しセット

 

予算:5万弱

 

最初についていたホイールはクソみたいに重くて鉄下駄と有名なWH-R501です。まぁ鉄下駄というのはこの頃ググって知ったんですがね。5万円前後のクロスバイクのホイールをこれと交換すると劇的に走りが軽くなるといいます。


シマノ ホイール WH-R501 前後 ブラック 31285

 

その鉄下駄からシマノULTEGRAに変えました。相談に乗ってもらった自転車屋さんには申し訳ないですがアマゾンでポチ(あまり時間がなかったので)。リムテープいらないって書いてあるのにリムテープもなぜか一緒に購入。良い子は真似しないでね。

ULTEGRAホイールは付属のスペーサーで調整することでどのグレードのスプロケも装着できます。なのでこの頃のクラリスもOKだし、今後アップグレードして105にしたい!とか言っても問題なかったわけであります。 

ちなみにこの頃パンクをしばしば経験しまして。。。一度ダウンヒルの真っ最中に前タイヤが爆発(?)して死にかけるとかありまして。ロングライド時のパンクは本当に怖いので、ホイール交換する時にタイヤはパナレーサーのツアラープラスにしました。耐パンク性能はほどほど。値段もほどほど。3000km程度しか走ってませんが、幸いチューブまで達する切れ方はまだしてません。なお、僕の自転車は28Cのタイヤまで履けるので26Cのツアラープラスだし上のリンクもそうなのですが、自転車によっては25Cまでだったり23Cまでしか履けないとかだったりかと思うので、十二分に注意して購入してくださいね。

前述のとおりULTEGRAホイールはリムテープいらずというのもパンク対策としては重要に思います。というのも、ずっと空気圧をMAX高圧状態を維持し、リムテープを交換しないでいると、リムテープ自体テロンテロンになってしまってあまり役割を果たしてくれなくなり、つまりはリムテープのヘタリが原因でパンクしたりするらしいと聞きました。世にも怖い話です。

また、僕はやめておきましたが、ULTEGRAホイールはチューブレスタイヤにも対応してます。パンク時の修理が簡単という理由でクリンチャーとしてつかってます。

走行の感想に関しては、ホイールの交換は自転車屋さんが言うように確かにものすごく変わりましたね。街中を走る時の平均時速で言えば2キロくらい上がったかなぁ。WH-R501が鉄下駄と呼ばれる所以は多分リムの重さに起因していると思うのですが、ULTEGRAホイールのWH-6800はリムがとっても軽く感じました。

リムの重さが走りに与える影響って表現しづらいのですが、ちょうどいい動画があるので貼っておきます。同じ重さでも重量バランスによってホイールの回り方にはこんな特性の違いがあります。ミニベロは漕ぎ出しが軽くストップアンドゴーが多い街乗りに向いてると言われる所以はこの辺ですね。


回転運動に対する抵抗の大小

 

実際、前述の峠も足をつかずに登れるようになったし、この頃には日本海を自転車で見に行ったりしました(ちょっとズルしたけど)。クロモリは重いし峠は辛いけど、登りきれるところまでは来ましたよ。スピードは出ないけどw

フレ取りなどしてないので、本来の乗り心地はもっと上な気がします。この辺素人がアマゾンでポチった限界かなーと思います。自転車屋さんで購入すればその辺もやってくれますからね。

だいたいこの頃は毎週末100〜150kmをコンスタントに走ってた感じです。峠の最高地点は1000m行くか行かないくらいかな。

 

コンポーネントを105に総入れ替えしたら平均時速が5km/h上がった


シマノ(SHIMANO) 105 5800 コンポセット(2x11S/コンパクト仕様)ブラック R10S5800S0X


MKS(三ヶ島) アーバン プラットフォーム [Urban Platform] シルバー


MKS(三ヶ島) ケージクリップ [CAGE CLIP] Lサイズ


エムケーエス(MKS)フィット アルファ スピリッツ トーストラップ【トークリップ】 WH

予算:10万円弱(工賃含む)

 

次に行ったのは、コンポの載せ換えです。完成車当時ついていたコンポーネントクラリスです。SORAの下ですね。僕はクリラジが好きでよく聴いてるのですが、クリラジではクラリスはボロクソ言われることが多く、、、それもあって僕は結構コンプレックスだったんですよね。 

現行モデルならティアグラでも十分だし、2017年度モデルならSORAでもイケるぜ!なんて話をクリラジでは言ってましたが、僕の場合コンポーネントのアップグレードはコンプレックスが原因なので、コンプレックスを感じないグレードは!?ということで105にしました。ティアグラでもいわゆる触覚がないのでよかったし、見栄を張るならアルテグラでもよかったんです。交換前は乗り心地なんて比べてないからわかんないし。笑

この時はBBとチェーンをデュラエースにしましたが、ブレーキやクランク、ディレイラースプロケは105です。クランク長は165にしようかと迷いましたが、僕は通勤でヘルムズという自転車を使ってて、クランクの長さが自転車によって変わるのは嫌だなってことで170にしちゃいました。リッチーポートが165使ってるのにリッチーポートより足の短い僕が170使っててもなんかなーとは今でも思います。クランク自体は105じゃなく、もっとクラシカルな同グレードのクランクにしようと画策してましたが、自転車屋さんのいろいろな都合もあり、取り寄せが面倒くさそうだったのでやめました。まぁこれはまたいつか気が向いたら。実際105のクランクもいい感じなので気にしないでおきます。

ついでにペダルも交換ということになったわけですが、ビンディングはやめました。立ちゴケが怖いという理由です。笑 元気な時はいいんですが、やっぱ200kmとか走ると最後の方頭が全然回らないとかよくあるんですよね。いつでも河川敷を走れるわけじゃないので、安全面でのバッファは大量にとっておきたい派です。もちろんフラペのままもなんなんで、トークリップ、トーストラップつけることにしました。なのでペダル自体もトークリップ専用タイプのものに。もともとクロモリだし趣味性が高い乗り物なのでこれで良かったと思います。

交換した結果ですが、完全に別の自転車になりました。50km程度の平均時速で言えば5km/h上がりました。本当にすごいかわりましたよ。剛性が高いっていうんですかね。とにもかくにもペダリングのパワーがどこにも逃げずに推進力に変わってる感じがしました。今までは変なところで力が逃げていたのがよくわかりました。105に変えたあとならクラリスは確かにグニャングニャンって表現が似合います。

あとは11sというのも大きいです。例によって今回も11-32Tのスプロケをつけているのですが、それでもちょうどいいギアというのが必ず見つかるので、回しやすく踏みやすい状態をずっと維持できます。 

トークリップもこれで良かったわーと思います。締めたい時だけ締めて、危険な路上ではゆるゆるです。ゆるい時はハーフクリップみたいな感じですし、締めた時もかかとをフリフリしたら結構簡単に緩みます。

ただまぁ使う筋肉が変わったので、150km程度走ると今まで痛くなったことがなかった右膝が痛むようになってきましたですわ。またいろいろと体と対話しながらポジション見なおしたりなんやかんやしなければいけなくなりそうです。150km走ってから家でローラー台回してポジションチェックとか面倒くさくて嫌なんですけどねぇ

 

まとめ的なやつ

なんやかんやフレーム以外完成車当時のパーツは残ってないですね。

色々変えましたが全てmade in japanです。こだわってるつもりはないですが、日本人の僕が日本の道路を走るんだから同じ価格帯なら日本製が一番乗りやすいに決まってんだろっていう日本贔屓の右よりな発想です。ハンドルもステムもnittoだし。これはこれでいいかなと思ってます。自転車屋さんにも「渋いねー」って言われます。 

色々余計なお金を払いましたが、やっと完成車で23万円前後の自転車です。次に交換する予定なのはフレームですね。クロモリはクロモリでお遊び感が好きですけどね。ファッション性高いし。でも次に改造する時はチタンフレームですね。なのでまたパナソニックです笑

フレームはやっぱり金属がいいんですよね。判断力が弱ってる時って、運が悪いと休憩で立て掛けたりする時に甘くて、風に煽られて倒れたりするじゃないですか。やっぱそういう時にあーあって言って済ませたいんですよね。だからクロモリかチタンです。アルミはなんか嫌いだし、カーボンは雑に扱いづらいですし。

そういう意味じゃ今のフレームは、フレームのみで買ったら80,000円程度だしクロモリだしなので、いくらでも倒せます。フレームが300,000円のカーボンは倒れたら叫びますよ。

みんなそれぞれいろんな走る目的があると思いますが、僕はこんなお遊びロングライドなので、その目的に沿ったカスタマイズを繰り返してます。

誰かの参考になったら嬉しいです。

ではでは。